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PayPayは海外でも使える?VPNを利用すればチャージや送金も可能に!
海外ではPayPayは使えないの?VPNを利用すると海外でもPayPayが使えるって聞いたけどホント?具体的なやり方を教えて!
残念ながら、日本で利用しているスマホをそのまま海外に持ち込んでも、PayPayを使うことはできません。
海外でPayPayが使えない理由は、以下の2つです。
- PayPay決済に対応しているお店自体がないから
- PayPayが海外でのアプリ利用を制限しているから
では、海外ではPayPayがまったく使えないかというと、そういうわけでもありません。
VPNサービスを使えば、店舗での決済以外の機能(オンライン決済やチャージ・送金など)なら問題なく利用できます。
この記事では、VPNを使って海外でPayPayを利用する方法や、実際にどのような機能が利用できるのかについて詳しく解説します。
- NTT西日本でMacのサーバ構築やネットワークSEを歴任
- WiFiやセキュリティを活用したネットワークソリューションが専門
- 現在は情報通信関連の研究機関に従事する傍らブログを執筆中
海外でPayPayが使えない理由
海外にはPayPayで決済できるお店がない
PayPayに限った話しではありませんが、現在日本で利用できるほとんどのQRコード決済サービスは、海外では使えません。
これは、海外のQRコード決済と日本のQRコード決済との間で仕様の統一化が図られておらず、連携が進んでいないためです。
将来的には、国境を越えて使えるようになると思いますが、現時点では日本国内のみでの利用に限られます。
中国のAliPay(アリペイ)や韓国のKakaoPay(カカオペイ)など一部の海外決済サービスは、日本のPayPay加盟店でも利用できますが、PayPayを海外で使うことはできません。
PayPayが海外でのアプリ利用を制限している
海外では、PayPayでのQRコード決済ができないばかりか、アプリすら開くことができません。
アプリを開くと以下のエラーメッセージが表示され、すべてのサービスが利用できません。
QRコード決済はもちろん、チャージや残高確認、送金もできません。
どうしてこのようなエラーになるかというと、PayPayが海外でのアプリ利用を制限しているためです。
PayPayは公式に発表していませんが、海外からの不正アクセスを防止する観点から、アプリの利用を日本国内に限定しているものと考えられます。
どうやって海外からのアクセスを制限しているの?
特定のサービスやWebサイトへのアクセスを制限するときに使われるのがIPアドレスです。
発信元のIPアドレスを識別して、指定した国以外からのアクセスを遮断しています。
IPアドレスは、国や地域によって使用する範囲が異なるため、発信元のIPアドレスを見れば、どこの国からのアクセスかがわかるようになっています。
PayPayでは、このIPアドレスを使って日本以外からのアクセスを規制しているというわけです。
どうしてVPNは海外でもPayPayが使えるの?
VPNは、本来ネット利用時のセキュリティ強化やプライバシー保護のためのツールです。
通信データを暗号化することで、第三者が通信内容を解読することを防ぎます。
また、VPNは本来のIPアドレスとは別に、接続した国のIPアドレス(仮想IPアドレス)を新たに割り当てるため、VPN接続する国を変更すれば、任意の国のIPアドレスを利用できます。
つまり、海外からも日本のVPNサーバーに接続すれば、あたかも日本からのアクセスとして振る舞うことができるため、結果としてPayPayアプリが利用できるようになります。
VPNで利用できるPayPayの機能
VPNを利用してPayPayアプリに接続すれば、ネットショッピングでのオンラインQRコード決済や、送金、残高照会などの機能が利用できます。
以下は、VPNを使うことで利用できるPayPayアプリの主な機能とサービスです。
PayPayの機能 | 利用可否 |
---|---|
店舗QRコード決済 | |
オンラインQRコード決済* | |
残高照会 | |
チャージ | |
送金 | |
買い物 | |
取引履歴の確認 |
オンライン決済を利用できるのは、PayPayでの支払いに対応しているネットショッピングのみです。
VPNサービスの利用手順
VPNサービスの利用にあたっては、オンラインでの申し込み手続きが必要です。
日本からはもちろん、海外からも手続きできます。
以下は、VPNサービスの一般的な申し込み手順です。
VPNサービスの公式サイトにアクセス
まずは、契約したいVPNサービスの公式サイトにアクセスし、申し込みページからメールアドレスやアカウント名などを登録します。
支払情報など必要事項を入力
希望のプランや契約期間、支払方法などを選択し、支払いに必要な情報を入力します。
手続きは10分程度で完了します。
専用アプリをダウンロード
申し込み手続き完了後、利用するデバイス(スマホやPCなど)に応じた専用アプリをダウンロードし、申し込み時に設定したログイン情報でサービスにログインします。
日本のサーバーに接続
接続可能なサーバー(国)の一覧から日本を選択し、VPNに接続します。
PayPayアプリを起動
PayPayアプリは、日本と同じ使い方で利用できます。
VPNサービスによっては、手順が異なる場合もあります。
VPNサービスを選ぶときの注意点
無料VPNは避ける
VPNサービスには無料で利用できるものと有料で利用するものがありますが、できれば有料VPNサービスの利用をおすすめします。
無料VPNサービスの中には、サービス実態が怪しいものや、利用制限がかかっているものも多く、VPN本来のメリットが享受できないばかりか、危険を伴う場合があります。
その点、国内で利用できる有料VPNサービスは、提供会社の信頼性が高く、サポート体制もしっかりしてます。
月額数百円程度から利用でき、多くのサービスは返金保証にも対応しています。
利用スタイルにあったVPNを選ぶ
信頼性の高さはもちろんですが、利用スタイルにあったVPNサービスを選ぶことも大切です。
信頼性が高くても、利用しているデバイスで使えなかったり、利用したい国にサーバーがない場合もあります。
海外でPayPayを利用する場合は、日本のサーバーが必須です。
VPNサービスを選ぶ際は、利用スタイルや利用形態にあったサービスを選ぶようにしましょう。
おすすめはNordVPN
筆者は、利用シーンによっていくつかのVPNサービスを使い分けていますが、信頼性の高さや安定性という点では断然 NordVPN をおすすめします。
NordVPNは、高度なセキュリティと高速な通信環境を提供する世界トップクラスのVPNで、 世界111カ国に 6,000台を超えるサーバーがあります。
マルウェアなどの脅威対策機能も標準で利用でき、パソコンをはじめPhoneやAndroidなどのモバイルデバイスにも対応しています。
もちろん日本にもサーバーがあるので、海外からPayPayにアクセスすることも可能です。
バランス重視の NordVPN なら、どのような利用スタイルでも問題なく利用できると思います。
最大66%の割引で月額510円から利用できます。
NordVPNでは、2024年3月20日から6月12日まで12周年大感謝キャンペーンを実施中です。\30日間返金保証で安心/
まとめ
今回は、VPNを使って海外からPayPayにアクセスする方法や、具体的に利用できる機能を解説しました。
残念ながら、現時点では日本のQRコード決済をそのまま海外で利用することはできませんが、QRコード決済のグローバル化は着々と進んでいます。
今後は、PayPayをはじめ既存のORコード決済の連携が進み、さらには国境を超えた新しいQRコード決済サービスの登場にも期待したいと思います。
なお、今回紹介したVPNサービスは、地域によるアクセス制限を回避してくれるだけでなく、さまざまなメリットや活用法があります。
- セキュリティ強化
- プライバシー向上
- 匿名性の確保
- 海外限定コンテンツへのアクセス
- フリーWiFiなどでの安全なネット利用
是非VPNを上手に活用して、安全で快適なネットライフをお楽しみください。