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iPhoneにウィルス対策ソフトは必要?ネット時代は包括的なセキュリティ対策が必要!
ウィルス対策ソフトは、パソコンやスマホなどのデバイスをマルウェアなどの脅威から守るためのセキュリティソフトウェアで、古くから多くの利用者に支持されてきました。
しかし、ネット利用が当たり前となった今では、マルウェアだけでなく、不正アクセスやフィッシング詐欺などネットに潜むさまざまな脅威から身をを守る必要があります。
近年のウィルス対策ソフトには、ファイアウォール機能やフィッシング対策機能を備えた製品も登場していますが、より包括的にセキュリティを確保することが重要です。
この記事では、iPhone利用時のウィルス対策ソフトの必要性や、VPNを使ったセキュリティ対策について解説します。
- NTT西日本でMacのサーバ構築やネットワークSEを歴任
- WiFiやセキュリティを活用したネットワークソリューションが専門
- 現在は田舎町でフリーランスとして活動中
ウィルス対策ソフトの役割
ウィルス対策ソフトの基本機能
ウイルス対策ソフトの基本機能は、リアルタイムにデバイス内の不正なプログラムやファイルを検出することです。
危険なプログラムやファイルを検出すると、自動的に隔離や削除を行い、デバイスを安全な状態に保ちます。
ウィルス対策ソフトで対応可能なマルウェアには、以下のようなものがあります。
コンピュータウイルス | コンピュータウイルスは、ファイルからファイルへと感染するプログラムですが、それ自体が独立して実行する機能はありません。他のファイルに感染することではじめて動作し、主に電子メールの添付ファイルやUSBメモリなどから感染します。 |
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トロイの木馬 | トロイの木馬は、無害なプログラムやソフトウェアを装って侵入し、デバイスに悪影響を与えるマルウェアの一種です。 |
ランサムウェア | ランサムウェアは、感染したデバイスをロックして一部の機能を利用できない状態にするマルウェアです。ロック解除と引き換えに、デバイスの所有者に身代金(ランサム)を要求するのが一般的です。 |
スパイウェア | スパイウェアは、デバイス内のログや個人情報を収集し、第三者に自動的に送信するマルウェアです。 |
ウイルス対策ソフトは、定期的なウイルス定義の更新やセキュリティパッチの提供なども行い、最新の脅威に対する防御を維持します。
近年はさまざまな脅威対策機能も搭載
ひと昔前までのセキュリティ対策ソフトは、ウィルススキャンと駆除が主な機能でしたが、最近はフィッシング詐欺など最新の脅威にも対応できるようになっています。
ファイアウォール
ファイアウォールは、ネットワーク上での通信を監視し、不正なアクセスや攻撃からデバイスやネットワークを保護します。ポートやプロトコルによる通信の制御や、不審トラフィックの検知など利用者が設定したルールに基づき、通信をコントロールします。
スパイウェア対策
スパイウェア対策は、ファイルやレジストリの変更を監視し、不審な挙動を示すプログラムを検出して削除します。
不正アクセス防止
不正アクセス対策は、不正なユーザーまたはプログラムからの侵入を防ぎ、デバイス内のデータやリソースを守ります。
強力な認証手段やアクセス制御機能を実装しているので、不正なアクセスを検知した場合は即座に対応できます。
フィシング詐欺対策
フィッシング対策は、電子メールやSNSなどで送られてくるリンクをクリックすることで個人情報を盗もうとするフィッシング詐欺を防止します。
クリックしようとした際に、警告メッセージが表示されたり、クリックできないようにブロックします。
iPhoneにウィルス対策ソフトは必要なのか?
ウィルス対策機能は必要ない
結論から言えば、iPhoneにはウィルス対策機能は必要ありません。
筆者はiPhone3GSから10年以上iPhoneを利用していますが、ウィルス感染したことはありませんし、周りでウィルス感染したという話も聞いたことがありません。
大手モバイルキャリアのSoftBankも「iPhoneにはウィルス対策は不要」と公式サイトでアナウンスしています。
iPhoneはウィルスに感染しにくい
そもそもiPhoneはウィルスに感染しにくいデバイスと言われています。
iPhoneで利用するアプリは、App Storeからのみダウンロードできるようになっており、不正なアプリや信頼性が低いアプリがインストールできないようになっています。
また、iOSの仕組み上、マルウェアなどの危険なアプリが動作できないよう制限がかかっています。
近年、iPhoneを狙った新種のマルウェアも報告されています。被害内容など詳細は不明ですが、iPhoneだからといって100%安全ではないことは理解しておくようにしましょう。
使える機能もあるがコスパが悪い
前述したとおり、最近のウィルス対策ソフトには、さまざまな脅威対策機能がついている場合があります。
フィッシング対策などの機能は、ネット利用の安全性を高め、個人情報の漏洩や不正アクセスの防止にもつながります。
これらの機能はiPhoneでも効果的であり、使う価値はあると思います。
ただし、メイン機能のウィルス対策機能を使わないとなれば、どうしてもコスパが悪くなります。
また、ウィルスチェック機能が常にバックグラウンドで動作するため、動作も重くなりがちなため、あまりおすすめはできません。
ネット時代は包括的なセキュリティ対策が必要
包括的なセキュリティ対策とは
ネットがここまで生活に浸透する以前は、パソコンなどのデバイスを脅威から守ることがセキュリティ対策とされてきました。
しかし、サイバー犯罪の増加に伴い、あらゆるネットの脅威から利用者の個人情報や資産を守ることが重要視されるようになっています。
例えば、フィッシング詐欺の被害にあえば、アカウント情報やクレジットカード情報など個人情報が盗まれるばかりか、不正利用や不正送金によって大切な資産も奪われかねません。
より巧妙化するサイバー犯罪から身を守るためには、デバイスの安全性に加え、ネット利用全般のセキュリティを包括的に守る必要があります。
VPNならプライバシーや匿名性も向上
VPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)は、インターネット上に仮想のプライベートネットワークを作ることで、セキュアな通信を可能にするツールです。
通信内容を暗号化することで、情報の漏洩を防ぐことができます。
また、ウェブサイトの閲覧履歴やオンラインアクティビティ(行動履歴)を保護することもでき、プライバシーや匿名性を高めることもできます。
比較的安全と言われているiPhoneでも、ネット利用時の安全性は確保できませんが、VPNを使えば、デバイスとネットワーク双方の安全性が確保されます。
おすすめは脅威対策に対応したNordVPN
国内で利用できるVPNサービスは複数ありますが、中でもおすすめなのが脅威対策機能が利用できるNordVPNです。
NordVPNは、高度なセキュリティと通信の安定性に定評がある世界トップクラスのVPNですが、フィッシングサイトと思われるドメインをブロックしたり、マルウェアをスキャンする機能なども利用できます。
通信の暗号化やトラッキング防止などVPNの基本機能と併用すれば、包括的にネット利用の安全性を高めることができます。
ただし、Phoneで利用できる脅威対策機能はライト版のため、一部の機能は利用できません。
NordVPNでは、2024年6月12日まで12周年大感謝キャンペーンを実施中です!最大66%の割引で月額510円から利用できます。
まとめ
今回は、ウィルス対策ソフトの必要性やネット利用時の包括的なセキュリティ対策について解説しました。
とりわけデバイスの安全性が高いとされるiPhoneで、より安全にネットを利用するなら、断然VPNの利用がおすすめです。
月額数百円から利用でき、ジオブロック(地域閲覧制限)を回避して海外限定のコンテンツを楽しむこともできます。
これからますます進展するネット時代では、自分の安全は自分で守る時代です。
是非VPNなどのツールを上手に活用して、安全で快適なネットライフをお楽しみください!