iPhoneのVPNって何？設定が必要？VPN利用のメリットや使い方を解説

この記事では、iPhoneの設定項目にあるVPN機能の役割や利用するメリット、使い方などについてわかりやすく解説します。

iPhoneのVPNは何のためにある？

iPhoneの設定にあるVPNは、インターネット利用時の安全性を高めてくれる機能です。

通信データを暗号化することで、通信内容を第三者から読み取りできないようにします。

以前のiPhoneにはありませんでしたが、ネットを利用したサイバー犯罪の増加などを背景に、iPhoneに標準搭載されるようになりました。

利用するにはVPNサービスの申し込みが必要

iPhoneのVPN機能を利用するには、事前にVPNサービスへの申し込みが必要です。

最近では、個人向けのVPNサービスがたくさん登場しており、安全性以外にもさまざまなメリットを享受できます。

ほとんどのVPNサービスは、定額利用型のサブスクサービスとして提供されており、月額数百円程度で利用できます。

 App Storeからダンロードできる無料VPNアプリもありますが、VPNのメリットが享受できないばかりか、危険性が高まる場合もあります。できるだけ信頼性が高い有料VPNサービスの利用をおすすめします。

VPNを利用しないとどうなる？

VPNを利用しないからといって、直ちに危険な状態になるわけではありません。

もともとiPhoneは安全性の高いスマホといわれており、一般的な使い方をしている限り大きな問題が起こることはまずありません。

ただし、インターネットには多くの危険が潜んでいるため、一定の自己防衛も必要です。

総務省でも「インターネット上のサービス利用時の脅威と対策」として、注意喚起を行っています。

とくにネットショッピングやネットバンキングなどを利用する場合は、クレジットカード情報や口座情報などの個人情報が漏洩するリスクも高まりますので、十分な対策が必要です。

日頃から個人情報や機密情報をやりとりする機会が多い方は、積極的にVPNを活用するようにしましょう。

iPhoneでVPNを使うメリット

iPhoneでVPNを利用するメリットは、大きく３つあります。

• セキュリティが向上する
• プライバシーが保護される
• 匿名性が保たれる

セキュリティが向上する

VPNを利用すると、通信時のデータが暗号化されるため、ネット利用時のセキュリティが向上します。

最近は、不正アクセスによる個人情報漏洩やアカウントの乗っ取りによる被害が多発していますが、VPNを利用するとこれらの被害を最大限防止できるようになります。

プライバシーが保護される

個人向けVPNサービスの多くは、ノーログポリシーを採用しています。

ノーログポリシーは、利用者の閲覧履歴やIPアドレスなどの記録を保存しないという約束事のことで、ログが残らないため漏洩するリスクもありません。

これにより、どこのサイトにアクセスしたなどの行動履歴を知られることもなくなり、プライバシーが担保されます。

匿名性が保たれる

VPNは、IPアドレスを隠す役割もあるので、匿名性の高い通信が可能となります。

IPアドレスは、インターネット上の住所のようなもので、送信元と送信先を特定するために使われる番号のこと。

IPアドレスを知られるだけでは大きなリスクはありませんが、悪意のある第三者から追跡される可能性はゼロではありません。

VPNを利用すると、接続先の国（サーバー）のIPアドレスに置き換わるため、本来のIPアドレスを第三者に知られることもなくなり、匿名性が確保されます。

これらのメリット以外にも、ジオブロックを回避して海外限定のコンテンツを視聴したり、リモートワークに活用するなどさまざまな活用法があります。VPNの活用法は、下記の記事をご覧ください。

iPhoneでVPNを使うデメリット

VPNを利用することのデメリットはほとんどありませんが、念のため以下のポイントを押さえておくといいでしょう。

通信速度が遅くなることがある

VPNは、通信データを暗号化するなど通常の通信よりも手順が多くなります。

そのため、通信速度が若干遅くなる傾向があります。

また、遠方のVPNサーバーに接続すると、さらに通信速度の低下に繋がる可能性もあります。

ただし、体感的な速度低下を感じることはほとんどないため、あまり神経質になる必要はないでしょう。

バッテリーの減りが早くなる

VPNを利用すると、バッテリーの減りが早くなることがあります。

こちらもごくわずかのため、必要以上に気にする必要はありません。

安全性を過信すると危険

VPNは、ネット利用時の安全性を高めてくれる頼もしいツールですが、過信するのは良くありません。

100%安全なセキュリティ対策はありませんので、ネット利用時はVPNを過信せず、慎重な行動を心がけましょう。

iPhoneでVPNを使うには

iPhone対応のVPNサービスに申し込む

iPhoneでVPNを利用するには、まずiPhone（iOS）に対応したVPNサービスに申し込みます。

ほとんどのVPNサービスはiOSに対応していますが、サービスの特徴や機能が異なるため、利用スタイルにあったサービスを選ぶようにしましょう。

信頼性の高さはもちろんですが、利用可能なサーバー数や設置ロケーション、同時接続できるデバイス数などは利便性を左右する重要なポイントになるため、必ずチェックするようにしてください。

専用アプリをダウンロードする

申し込み手続きが完了したら、iOS用のVPNアプリをダウンロードします。

ダウンロードは、各サービスの公式サイトやApp Storeからダウンロードできます。

ダウンロード後は、申し込み時に作成したアカウント情報をもとにサービスにログインします。

ログインが完了すると、ワンクリックでVPNサービスを利用できます。

 専用アプリのインストールと設定が完了すると、iPhoneのVPN設定が自動で作成されます。手動で設定する必要はありません。

iPhoneにおすすめVPNサービス

最近の有料VPNサービスは比較的安全性が高く、どのデバイスでも問題なく利用できます。

以下では、とくにiPhoneユーザにおすすめのVPNサービスを３つ紹介します。

MillenVPN

MillenVPNは国内トップクラスのVPNで、世界最高水準のプライバシー保護水準で運用されています。

日本企業が運営しているので信頼性が高く、申し込みからサポートまですべて完全日本語対応のため、英語が苦手な方でも安心して利用できます。

専用アプリも使いやすく、iPhoneのUI（ユーザーインターフェイス）にもマッチするデザインとなっています。

暗号化方式	AES-256
ノーログポリシー
サーバー数	1,300台以上
サーバー設置国	72カ国
同時接続台数	10台
月額料金	396円〜 （2年プランの場合）
返金保証	30日間

＼30日間返金保証で安心／

NordVPN

NordVPNは、堅実でオールラウンドなVPNサービスです。

サーバー数やサーバー設置国が多く、高度なセキュリティを提供する世界トップクラスのVPNです。

通信の高速性にも定評があり、どのデバイスでも安定して利用できます。

暗号化方式	AES-256
ノーログポリシー
サーバー数	5,899台以上
サーバー設置国	60カ国
同時接続台数	6台
月額料金	560円〜 （2年プランの場合）
返金保証	30日間

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Surfshark

Surfsharkは低価格から利用でき、同時接続無制限の数少ないVPNサービスです。

プランによってはセキュリティ対策ソフト同等のセキュリティ機能が提供され、より安全に利用することができます。

暗号化方式	AES-256
ノーログポリシー
サーバー数	3200台以上
サーバー設置国	100カ国
同時接続台数	無制限
月額料金	358円〜 （2年プランの場合）
返金保証	30日間

＼30日間返金保証で安心／

まとめ

今回は、iPhoneのVPN機能の概要と使い方を紹介しました。

インターネットが生活インフラとなった現代社会は、利便性が高まった反面、危険性も増加しています。

これからは、ネット利用時のセキュリティは自分自身で守る時代です。

日頃から細心の注意を払うのはもちろん、VPNなどのツールを賢く利用して、ぜひ安全で快適なネットライフをお楽しみください。