【2024年版】個人向けVPNサービスの選び方とおすすめ有料VPN5選

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ネット利用時の安全性と快適性を向上してくれるVPN。近年では多くの個人向けサービスが登場しています。

しかし、はじめてVPNを利用する人にとって、数あるVPNサービスの中から自分に最適なサービスを選ぶのは容易ではありません。

ましてや難しい専門用語も多く、敷居が高いと感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、はじめてVPNを利用される方を対象に、VPNサービスを選ぶ際のチェックポイントや、国内で利用できるおすすめVPNをわかりやすく紹介します。

VPNのメリットや具体的活用法を知りたい方は、下記の記事も合わせてご覧ください。

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この記事を書いた人
  • NTT西日本でMacのサーバ構築やネットワークSEを歴任
  • WiFiやセキュリティを活用したネットワークソリューションが専門
  • 現在は田舎町でフリーランスとして活動中
目次

必ずチェックしておくべきポイント

チェックリスト
必ずチェックしておきたいポイント
  • セキュリティとプライバシー
  • サーバーの数とロケーション
  • 利用できるデバイス
  • 同時接続数
  • 価格

何となくで契約してしまうと、セキュリティが甘かったり、思うようなサービスを受けられないこともあります。

以下の5つのポイントは必ず確認するようにしましょう。

セキュリティとプライバシー

セキュリティとプライバシー保護がどのように行われているかは、VPNサービスを選ぶ際の最も重要なポイントです。

採用している暗号化方式と、プライバシーポリシーは必ずチェックしておきましょう。

暗号化方式

VPNは、通信時のデータを暗号化するすることで安全性を確保しています。その際に使用するのが暗号化方式です。

暗号化方式には、その仕組みの違いによってさまざまな種類がありますが、最もセキュリティが高いAES-256ビット暗号化を採用しているVPNを選ぶようにしましょう。

参考までに、代表的な暗号化方式とそれぞれの特徴をまとめておきます。

AES-256256ビットの暗号鍵を使用するAES暗号化方式で、非常に高いセキュリティを提供します。多くのVPNサービスで採用されています。
AES-128128ビットの暗号鍵を使用するAES暗号化方式で、非常に高速ですが、セキュリティはAES-256に比べてやや低いとされています。
BlowfishBlowfishは比較的古典的な暗号化方式で、多くのVPNサービスでサポートされています。しかし、AESよりもセキュリティが低いとされており、現代のセキュリティ標準には適していないこともあります。
3DES3DESは3回のデータ暗号化を実行する方式で、安全性は高いですが、AESに比べて処理速度が低いため、一部のVPNサービスではあまり使用されていません。
CamelliaCamelliaはAESと同様に高いセキュリティを提供する暗号方式です。一部のVPNプロバイダで採用されていますが、一般的にはAESがより一般的です。
代表的な暗号化方式

プライバシーポリシー

プライバシーポリシーとは、 ウェブサイトにおいて収集した個人情報を、どのように扱うのかなどを定めた規範のことです。

利用者のアクティビティ(行動履歴)に関するログを保持しないか、最小限に抑えているかなどを確認するようにしてください。

具体的には、ノーログポリシーを採用しているサービスを選ぶようにしましょう。

ノーログポリシーは、利用者の閲覧履歴やIPアドレスなどの記録を保存しないという約束事のこと。ログを取らなければログが漏洩することもないため、プライバシー保護の観点からノーログポリシーを採用しているVPNサービスプロバイダーは複数あります。

サーバーの数とロケーション

VPNサーバーの数とロケーションは、利便性や通信速度に大きな影響を与えます。

サーバーの保有数や、どこにサーバーが設置されているかはチェックしておくようにしましょう。

VPNサーバーとは、VPNサービスに接続するための機能を提供コンピュータのことで、VPNサービスの要となる装置。

サーバーの数

多くのサーバーが提供されているサービスを選ぶことで、地域や国ごとに異なるコンテンツにアクセスできます。

また、サーバーの負荷を分散させることにもなり、速度向上や安定性向上にもつながります。

ロケーション

サーバーがどこの国に設置されているかも重要なポイントです。

特定の国や地域のコンテンツにアクセスしたい場合、目的の国や地域にサーバーがあるかどうかを確認しておくようにしましょう。

利用できるデバイス

サポートしているデバイスの確認も、重要なポイントです。

PC、スマートフォン、タブレット、スマートテレビなど、利用しているデバイスで利用できるかは必ず確認しておきましょう。

同時接続数

ほとんどのVPNサービスは、同時に利用できるデバイスに上限が設定されています。

同時に何台のデバイスで利用できるかもチェックしてきおましょう。

家族で利用する場合や、複数のデバイスを使用してる場合は、必要なデバイス数に応じたサービスを選ぶようにしてください。

価格

VPNサービスには、有料プランと無料プランがあります。

一般的に、有料プランの方がセキュリティ性能が高く、信頼性が高いといえます。

もちろん無料プランであっても、暗号化などVPNの基本機能は利用できますが、通信速度が遅かったり、安定性に欠ける場合がありますので、その点も考慮して選ぶようにしてください。

無料で使えるVPNサービスや危険性については、下記の記事でまとめています。

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できればチェックしておきたいポイント

信頼性
できればチェックしておきたいポイント
  • サポートしているプロトコル
  • 速度と帯域幅
  • カスタマーサポート
  • 日本語対応
  • トライアルと返金保証

よりきめ細やかなサービスを希望する方は、以下のポイントも押さえておきましょう。

サポートしているプロトコル

利用者があまり意識することはありませんが、サポートしているプロトコルを知っておくと何かと便利です。

多くのVPNサービスは、利用者の利便性を高めるために、自動的に適切なプロトコルを選択し、設定を簡略化しています。

もし上手く接続できない場合や、思い通りのサービスが受けられない場合は、任意で変更できる場合もあります。

VPNサービスが対応しているプロトコルには、下記のようなものがあります。

主な暗号化プロトコル
  • OpenVPN
  • L2TP/IPsec
  • IKEv2/IPsec
  • WireGuard

速度と帯域幅

VPNの速度も、快適に利用するためには大切な要素です。

できれば以下のポイントもチェックしておくようにしましょう。

帯域幅

VPNサービスの回線の帯域が広いほど、高速な接続が期待できます。

高解像度の動画ストリーミングや大容量ファイルのダウンロードに適しています。

ただし、回線帯域を公表している事業者はほとんどないのが実情です。

速度テスト

もし事業者が速度テストツールを提供していれば、実際の速度を測定しておきましょう。

VPNを使用しても高速な通信が維持できるかを事前に確認しておくと、後々のトラブルは少なくなります。

実際の通信速度は利用するまでわかりませんが、利用者の口コミなどを参考にするのもいいでしょう。

カスタマーサポート

サポート方法や対応時間など、カスタマーサポート体制がどうなっているかも気になるポイントです。

サポート方法

利用できるカスタマーサポート方法を確認し、メール、ライブチャット、電話サポートなど、利用しやすい体制を備えているかをチェックしておきましょう。

最近では電話サポートがあるサービスは少ないですが、ライブチャットができればタイムリーに問題解決できることもあります。

対応時間

年中無休のサポートを提供している事業者は限られますが、できれば、24時間サポートが提供されているサービスを選ぶといいでしょう。

平日の日中利用が多い場合や、緊急性にこだわらない場合は、平日日中のみのサポートでも問題ありません。

日本語対応

英語ができない人にとっては、日本語に対応しているかどうかも重要なポイントです。

不慣れな言語で対応する場合は、内容が理解しずらいばかりかストレスにもなります。

英語など他国語に自信のない場合は、日本語対応が充実しているサービスを選ぶようにしましょう。

トライアルと返金保証

多くの有料VPNサービスでは、トライアル期間や返金保証を提供しています。

まずは試してみたいという方や、いきなり本申し込みするのは不安という方は、事前にチェックしておきましょう。

無料トライアル期間

サービスによってはトライアル期間を設けていることがあり、実際に利用体験することができます。

あまり多くはありませんが、もしトライアルが利用できるのであれば、積極的に活用するようにしましょう。

ただし、無料トライアルを行っているサービスはあまり多くはありません。

返金保証

返金保証期間を設定しているサービスなら、解約時に料金を返金してもらうことができます。

万が一、思うようなサービスが受けられなかった場合や、利用スタイルにあわなかったときなどは、返金保証を利用して実質無料で解約することができます。

ただし、定められた期間内に所定の手続きで申請する必要がありますので注意しましょう。

おすすめ有料VPNサービス5選

おすすめプロバイダ

ここからは、国内で利用できるおすすめVPNサービスを5つ紹介します。

いずれも筆者の利用経験があるものばかりです。

それぞれ特徴が違いますので、利用スタイルにあったサービスを選ぶようにしてください。

MillenVPN

信頼性
安全性
利便性
価格
サポート

MillenVPNは、日本で電気通信事業を行なっている国内トップクラスのVPNで、世界最高水準のプライバシー保護水準で運用されています。

操作マニュアルやサポートなど、すべて日本語での対応となっているので、英語が苦手の方でも安心して利用できます。

また、NetflixやAmazonプライムをはじめ、wowwowやmusic.jpなど多くの動画サービスに対応しています。

暗号化方式AES-256
ノーログ
対応プロトコルIKEv2
OpenVPN
サーバー数1300台以上
ロケーション72カ国
通信速度(*1)
対応OSWindows
Mac OS
iOS
Android
Fireタブレット(2024.1〜)
FireTVStick(2024.1〜)
同時接続数10台
サポートメール
価格1ヶ月プラン:1,738円/月
1年プラン:726円/月
2年プラン:396円/月
日本語対応
返金保証30日間返金保証
MillenVPNのサービススペック
MillenVPNはこんな方におすすめ
  • 日本のVPNサービスを利用したい方
  • 日本語でサポートを受けたい方
  • さまざまな動画配信サービスを利用している方
  • 安価でVPNを利用したい方

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NordVPN

信頼性
安全性
利便性
価格
サポート

NordVPNは多くのサーバーロケーションと高度なセキュリティを提供する世界トップクラスのVPNサービスです。

ジオブロック(地域制限)を回避し、容易に世界各国の動画配信サービスにアクセスできます。

通信の高速性にも定評があり、安定した動画再生が期待できます。

ほかにも、24時間のサポートを受けられるなど、バランスの取れたVPNといえます。

暗号化方式AES-256
ノーログ
対応プロトコルIKEv2
OpenVPN
IPsec
サーバー数6000台以上
ロケーション111カ国
通信速度(*1)196Mbps
対応OSWindows
Mac OS
iOS
Android
Firefox
Chrome
同時接続数10台
サポートチャットまたは電子メール(24時間)
価格1ヶ月プラン:1,970円/月(※スタンダードプラン)〜
1年プラン:750円/月(※スタンダードプラン)〜
2年プラン:600円/月(※スタンダードプラン)〜
※スタンダードプランには一部機能制限あり
日本語対応
返金保証30日間返金保証
NordVPNのサービススペック
NordVPNはこんな方におすすめ
  • さまざまなデバイスで利用したい方
  • できるだけ高速な通信を利用したい方
  • 多くのサーバーを利用したい方
  • 24時間のサポートを希望する方

NordVPNでは、2024年3月20日から6月12日まで12周年大感謝キャンペーンを実施中!最大66%の割引で月額510円から利用できます。

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Surfshark

信頼性
安全性
利便性
価格
サポート

Surfsharkは低価格ではじめるこができ、多くのサーバーロケーションを提供しています。

複数のデバイスから無制限で同時接続できる点も、Surfsharkならではの特徴です。

また、広告ブロッカーやポップアップブロッカーなど多くのセキュリティ機能が利用できます。

暗号化方式AES-256
ChaCha20
ノーログ
対応プロトコルIKEv2
OpenVPN
WireGuard®
サーバー数3,200台以上
ロケーション100カ国
通信速度(*1)189Mbps
対応OSWindows
Mac OS
iOS
Android
Firefox
chrome
同時接続数無制限
サポートメールおよびチャット(24時間365日)
※英語対応のみ
価格(*2)1ヶ月プラン:2,311円/月〜
1年プラン:597円/月〜
2年プラン: 358円/月〜
日本語対応
返金保証30日間返金保証
Surfsharkのサービススペック
Surfsharkはこんな方におすすめ
  • 同時接続無制限で利用したい方
  • できるだけ安く使いたい方
  • FireTVでも利用したい方
  • より多くのセキュリティ機能を利用したい方

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ExpressVPN

信頼性
安全性
利便性
価格
サポート

ExpressVPNは世界最大手の老舗事業者で、登録利用者数も多く、通信速度が高速で安定しているのが特徴です。

サーバー数やロケーションも多く、あらゆる利用シーンに対応する信頼性が高いVPNサービスです。

暗号化方式AES-256
ノーログ
対応プロトコルIKEv2
OpenVPN
L2TP/IPsec
Lightway
サーバー数3,000台以上
ロケーション94カ国
通信速度(*1)193Mbps
対応OSWindows
Mac OS
iOS
Android
同時接続数8台
サポートライブチャット(24時間)
価格1ヶ月プラン:1,877円/月
半年プラン:1,448円/月
1年プラン:967円/月(限定リンク経由)+3ヶ月無料
日本語対応
返金保証30日間返金保証
ExpressVPNのサービススペック
ExpressVPNはこんな方におすすめ
  • より高速で安定した通信を利用したい方
  • 多様なデバイスで利用したい方
  • さまざまな動画配信サービスを利用している方

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Private Internet Access(PIA VPN)

信頼性
安全性
利便性
価格
サポート

Private Internet Access(PIA VPN)は、アメリカに本社を置く100%オープンソースのVPNサービスです。

オープンソースとは、ソフトウェアを構成するプログラムを無償で一般公開すること。不正プログラムや脆弱性を発見しやすく、発見した場合すぐに修正できるなどのメリットがある。

世界91ヶ国に合計25,000台以上のサーバーを設置し、オープンソースならではの透明性で、高いセキュリティとプライバシー保護を提供します。

スプリットトンネリングやキルスイッチなど最先端の機能も標準装備され、業界最低水準の料金を実現しています。

24時間年中無休のライブサポートで、初心者でも安心して利用できます。

スプリットトンネリング機能とは、VPNを使って送受信するアプリと、通常のインターネットで通信するアプリを選択できる機能のこと。

暗号化方式AES-256
ノーログ
対応プロトコルOpenVPN
WireGuard®
IKEv2(モバイルデバイスのみ)
サーバー数25,000台以上
ロケーション91カ国
通信速度(*1)
対応OSWindows
macOS
Android
iOS
Chrome
Firefox
Linux
Opera
同時接続数無制限
サポートメール
ライブチャット
価格1ヶ月プラン:1,480円/月
6ヶ月プラン:920円/月
2年プラン:259.71円/月(+2ヶ月無料)
日本語対応※サポートは未対応
返金保証30日間返金保証
PIA VPNのサービススペック
PIA VPNはこんな方におすすめ
  • できるだけ安く利用したい方
  • 安定した通信環境を実現したい方
  • 透明で専門性の高いサービスを受けたい方
  • 24時間のサポートを希望する方

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  1. 各社の通信速度は、Comparitech社によるテスト平均測定値です。通信速度を保証するものではありません。あくまでも参考値としてご覧ください。
  2. 各社の価格は2024年1月現在のものです。キャンペーンなどで変動する場合もあります。

なお、各サービスごとの評価表は、以下の観点で独自採点したものです。

評価基準について
  • 信頼性 → 知名度、高速性など
  • 安全性 → セキュリティ機能、プライバシー保護など
  • 利便性 → 対応デバイス、、同時接続数、対応動画サービスなど
  • 価 格 → 月額費用、プランの豊富さなど
  • サポート → 日本語対応、受付時間など

まとめ

今回は、有料VPNを選ぶ際のチェックポイントと、厳選のおすすめサービスを紹介しました。

あとで後悔しないためにも、信頼性が高く、利用スタイルに合ったものを選ぶようにしてください。

VPNサービスが決まったら、再度以下のポイントをチェックしておきましょう!

最終チェックポイント
  • 利用予定のデバイスは使用可能ですか?
  • 家族利用を含め同時接続数は足りていますか?
  • 目的のコンテンツは視聴できますか?
  • 価格は予算の範囲内ですか?

最適なVPNサービスを活用して、安心で快適なVPNライフをお楽しみください。

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